放射能に関する計算と放射平衡についての記事です。
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有効半減期は実効半減期とも呼ばれ、体内における実際の半減期を意味します。
![放射能の有効半減期](https://www.road-to-pharmacist.online/wp-content/uploads/2022/07/4a2039cc7dbbbe60120a472e19a886b3.jpg)
誤差は測定時間が短いほど大きくなる。
![壊変定数](https://www.road-to-pharmacist.online/wp-content/uploads/2022/07/6ccc0524c5fdb2f80766011d4822a052.jpg)
上の式のように壊変定数λは半減期Tに反比例します。
放射平衡とは、娘核種の半減期が親核種の半減期より短い場合、十分な時間が経過した時、見かけ上、親核種の半減期で減衰することを言います。
![放射平衡](https://www.road-to-pharmacist.online/wp-content/uploads/2022/07/5d7a09a4130b8df601c439a9b81d8f6d.jpg)
娘核種Bが一定値を維持するような状態を親核種Aと娘核種Bの放射平衡が成り立っている状態です。
放射平衡には過渡平衡と永続平衡の2種類があります。
親核種の半減期が娘核種の半減期よりわずかに大きい場合に成り立つ。
過渡平衡が成り立つ場合、親核種Aと娘核種Bの原子数の比、放射能の比は共に一定になります。
親核種の半減期が娘核種の半減期よりはるかに大きい場合に成り立つ。
永続平衡が成り立つ場合、親核種Aと娘核種Bの原子数の比は一定になります。
また、親核種Aの放射能と娘核種Bの放射能は等しくなります。
![過渡平衡、永続平衡](https://www.road-to-pharmacist.online/wp-content/uploads/2022/07/842f8e6812535935c5e380a26d9e76c0.png)
放射平衡を応用した技術に以下のようなものがあります。
短半減期の娘核種を生成する技術です。
ミルキングで生成する主な放射性核種に99mTcがあります。
ミルキングの詳細説明についてはこちらもご覧ください。
短半減期の核種を分離溶出する装置です。
例として99Mo − 99mTcジェネレーターがあります。
ジェネレーターの詳細説明についてはこちらもご覧ください。
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