放射線に関して正しい記述をすべて選べ。
- Bqは物質が吸収した放射線のエネルギーを表す単位である。
- GM計数管は電離作用を利用して放射能を測定する装置である。
- 液体シンチレーションカウンターは低エネルギーβ線の測定に用いられる。
- 等価線量は組織の平均吸収線量と放射線荷重係数の和である。
- 放射線に対する感受性の大きさは 骨髄 > 皮膚 > 脂肪組織の順である。
解答は②、③、⑤です。
順番にそれぞれの記述について解説します。
①Bqは1秒あたりの壊変数を表し、放射能の単位です。
記述にある物質が吸収した放射線のエネルギーはGyです。
![放射線単位](https://www.road-to-pharmacist.online/wp-content/uploads/2022/05/5075d92e66e0b3a95423d6bcf958dbcc.png)
②GM計数管は気体中の電離現象を利用し、高エネルギーβ線を測定します。
③液体シンチレーションカウンターは主に3Hや14Cが放出する低エネルギーβ線を測定します。
![放射線の測定原理](https://www.road-to-pharmacist.online/wp-content/uploads/2022/06/5d7a09a4130b8df601c439a9b81d8f6d.png)
④等価線量=組織の平均吸収線量×放射線荷重係数で表されます。
単位はSvで表し、放射線が人体に与える影響を表します。
⑤放射線の感受性は細胞分裂が盛んなもの、未分化なものほど大きくなっています。
![放射線の感受性](https://www.road-to-pharmacist.online/wp-content/uploads/2022/06/504fbafff43ffa1524e2202c1cbb1b30.png)
詳しい解説については以下の記事をご覧ください。
![](https://www.road-to-pharmacist.online/wp-content/uploads/2022/05/9a08ca5751021eaa2f64575022f04965-160x160.png)
![](https://www.road-to-pharmacist.online/wp-content/uploads/2022/06/133c4210346c7771ef65749616ed1783-160x160.png)
私が実践していた勉強方法がこちらです。
![](https://www.road-to-pharmacist.online/wp-content/uploads/2022/04/aa9c52e62d0c61882f85350e3327c10a-160x160.jpg)
参考になる部分がありましたら是非実践してみていただけたらと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。